2016年2月7日 礼拝説教要旨

神様からのすばらしい応え

政所 邦明 牧師

マタイによる福音書 第5章10-12節

主題聖句: 「喜びなさい。大いに喜びなさい。天には大きな報いがある。」 

    

 マタイによる福音書 第5章12

   

9つ目の祝福は次のものです。すなわち、主イエス様と共に生きて行こうとするなら、迫害が起こるというのです。罵られ、悪口を浴びせられます。しかし、その時でさえ、祝福の中におかれていると主は言われます。

 

心において貧しいとか、悲しむとかであれば、無理をしなくても自然の成り行きでそうなることはあるでしょう。しかし、憐れみ深い、心が清い、平和を実現する人々(7~9節)となると自分とは関係が薄い、立派な人と感じてしまいます。まして迫害を受けるほどの人は、もう別世界で、自分は及びもつかないと思わざるをえないのです。

 

今の日本では信仰のために殉教をする迫害は起こらないかもしれません。でも、キリスト信者というだけで白い目でみられたり、馬鹿にされたりすることはあるでしょう。いずれにしても、自分の落ち度ではなく、主イエス様の弟子であり、従っているという理由で迫害を受けるのです。

 

しかし、天での報い、つまり神様からくる報いを主イエス様は約束されました。生きている間は報いられないけれど、死後にご褒美をいただけるというのではありません。迫害の苦しみに耐えている今この時、祝福の中に生かされるのです。“天国はその人ものだ”つまり、神様がご支配なさる力が苦しみの中にある人をしっかりと捕えてくださいます。慰めや憐れみを受けたり、神を見、神の子と呼ばれたり(4~9節)しています。生きている間にもう神様からの報いを受けているのです。神様の報いの大きさを深く確信するところに、辛くても喜んで生きる力が与えられるのです。

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