2018年3月11日 礼拝説教要旨

栄光に輝くキリスト

三好 晴夫 牧師

マルコによる福音書 第9章2-10節

 

主題聖句:六日の後、イエスは、ただペトロ、ヤコブ、ヨハネだけを連れて、高い山に登られた。イエスの姿が彼らの目の前で変わり、

                        マルコによる福音書 第9章2節

 

私たちの生活を振り返ると、平々凡々、さほど代わり映えのしない生活をしています。そんな私たちには、今日の箇所にある、「イエスの姿が彼らの目の前で変わり、服は真っ白に輝き」ことは驚くべき出来事です。私たちがもしそのような光景を見たら、驚いて肝をつぶすことでしょう。

イエスの姿が「変わった」とは、今までとは外観と共に内面も変わったという意味です。今まで弟子たちが見ていた主イエスのお姿とは、全く別のものになったということです。このように、主イエスが光輝かれたその姿は、地上に人間としてお生まれになる前に、天の父なる神様と一緒におられて持っておられた栄光と言われます。神の御子としての栄光です。また、この姿は、主イエスが十字架につけられ、葬られた後、神の御力によって復活されたその復活の姿とも言われます。

 

山の上で主イエスが栄光の姿に変えられた時、旧約聖書を代表するモーセとエリヤが現れて、3人で話し合われたのは、主イエスが成し遂げようとされる十字架の苦難についてでした。その時雲が現れ、雲の中から「これはわたしの愛する子。これに聞け。」と言う声がありました。苦難の道に進む主イエスを受入れる父の声でした。このイエスに聞くべきなのです。

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