2018年8月19日 礼拝説教要旨

 聖霊の導きに従う

三好晴夫 牧師

使徒言行録 第8章26-40節

 

主題聖句:そこで、フィリポは口を開き、聖書のこの個所から説きおこして、イエスについて福音を告げ知らせた。   

使徒言行録 第8章35節

 

一人の人がキリスト者になる時には、その求める人と伝える人とが神の導きによって出会い、この二人の間でキリストの恵みが分かち合われて、その恵みが受け入れられるという出来事が起こっています。その出会いの不思議さは、まさに神ご自身の御業というほかありません。

 

本日の聖書箇所にも神の導きによって与えられた不思議な出会いが記されています。キリスト者フィリポが、主の使いによってエルサレムからガザへの道に下る道に行けと命じられて従ったことでこの出会いが始まりました。彼がそこに行ったところ、折しもエチオピアの女王の高官で、女王の全財産を管理する宦官が馬車に乗ってエルサレムで神様を礼拝して帰っている途中でした。宦官は、聖書の神を信じ、聖書をよく読んでいた人で、その時も馬車の中で声を出して聖書を読んでいました。その時、神の霊に押し出されて、フィリポは馬車の中の人に会うために、馬車に近寄ったら、その宦官が聖書を声を出して読んでいる声が聞こえてきました。その聖書箇所は、イザヤ書の中の、罪人の代わりに罪を背負って苦しみ贖いの業を成すしもべの預言でした。

 

宦官から、この預言は誰のことを言っているのか説明を求められたので、フィリポは、この苦難のしもべの預言は、イエス・キリストによって実現したと伝えたのです。聞いた宦官はイエスを信じ喜びにあふれて旅を続けました。聖霊の導きによって宦官は喜びを得たのです。

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