2019年5月12日 礼拝説教要旨

 からだの復活   

三好 晴夫 牧師

ルカによる福音書 第24章36-43節

 

     わたしの手や足を見なさい。まさしくわたしだ。触ってよく見

なさい。亡霊には肉も骨もないが、あなたがたに見えるとおり、わたしにはそれがある。」  ルカによる福音書 第24章39節

                 

主イエスが復活され、生きておられる、と聞かされても、弟子たちには信じられませんでした。弟子たちの内の、何人かが、自分は復活された主イエスにお会いしたと熱心にその様子を語るのですが、他の弟子たちは信じられなかったのです。

彼らが家の中に集まってそんなことを話し合っていたその時のことです。彼らの真ん中に主イエスが立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われたのです。これは、シャロームという挨拶の言葉であり、それ以上に彼らに主イエスの平安をお与えになったのです。

しかし、彼らは亡霊を見ているのだと思い、恐れおののくばかりでした。その彼らに対して、主イエスは、「なぜ、うろたえるのか。わたしの手と足を見なさい。まさしくわたしだ。触ってよく見なさい」と言って、ご自分の手と足とをお見せになられました。主イエスの両手と両足には、十字架刑で傷ついた釘の傷跡があり、血が生々しく流れていたことでしょう。それを見た弟子たちは、喜びに溢れます。喜びのあまりまだ信じられずに不思議に思っていると、主イエスは彼らの目の前で、差し出された焼いた魚を食べられました。そのようにして、主イエスは亡霊ではない、ご自身が肉も骨もあるからだをもって復活され、生きておられることを信じさせようとしてくださったのです。

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