2019年10月13日 礼拝説教要旨

テモテという弟子

三好 晴夫 牧師

使徒言行録 第16章1-5節

 

 

主題聖句:パウロは、このテモテを一緒に連れて行きたかったので、その地方に住むユダヤ人の手前、彼に割礼を授けた。            

使徒言行録 第16章3節 

パウロがいかにしてテモテを見出し、伝道者として育てていったのかが、ここに記されています。

 

パウロが、前に宣教していた町々にもう一度行って、教会の兄弟たちを励ますために出発し、デルベやリストラにいた時です。その町に、キリストを信じるユダヤ人の一家がありました。信者のユダヤ人婦人とその子テモテです。ただし、父親はギリシア人でクリスチャンではなかったようです。この信者のユダヤ婦人は、息子テモテに信仰教育を施し、彼はクリスチャンとして評判の良い人でした。

 

それで、パウロはテモテを伝道旅行に連れて行って、伝道者に育てようと思ったのです。しかし、一つ問題がありました。彼がユダヤ人の母親の子でありながら、ユダヤ人としての割礼を受けていなかったのです。人が救われるためには、キリストの福音を信じるだけでよいのであって、割礼は必要ありません。しかし、テモテが伝道者として立つためには、同胞ユダヤ人のつまずきとなる状態であってはいけないのです。ユダヤ人である彼が伝道しようとして一般のユダヤ人に近づく時、割礼を受けていないことが分かると、ユダヤ人は彼を避けるかもしれません。それで、パウロはテモテに割礼を受けさせたのです。テモテが同胞のユダヤ人を救いに導くために、ユダヤ人のようになる配慮を考えた。

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