2019年11月10日 礼拝説教要旨

 キリストの名によって

三好 晴夫 牧師

使徒言行録 第16章16-24節

 

 

主題聖句:パウロはたまりかねて振り向き、その霊に言った。「イエス・キリストの名によって命じる。この女から出て行け。」すると即座に、霊が彼女から出て行った。

使徒言行録 第16章18節

本日の聖書箇所には、伝道者の働きが、占いを重んじる異教社会に影響を与え、思わぬ迫害を受けることもあったが、その中も不思議な救いの働きもあったことが記されています。

 

パウロたち一行はなおもフィリピに留まり、福音を伝えていた時、祈りの場所に行っている途中、占いの霊に取りつかれた女奴隷に出会いました。占いをして主人たちに多くの利益を得させていました。その彼女がパウロと一行たちの後ろについて来て、「この人たちはいと高き神の僕で、みなさんに救いの道を宣べ伝えています」と叫んだのです。しかも彼女はこんなことを幾日も繰り返すので、パウロはたまりかね、ついに振り向いて彼女の内に宿る霊に向かってはっきりと言ったのです。「主イエス・キリストの名によって命じる。この女から出て行け」と。主イエス御自身、悪霊を追い出されました。パウロも、主イエス・キリストの力と権威によって同じことをすることができたのです。すると、霊は彼女から出て行ったのです。

 

しかし、彼女を使っていた主人たちは、金もうけの望みがなくなったことを知って、パウロとシラスを捕えて、高官に彼らを裁くように訴えたのです。しかも高官は彼らを鞭打ち牢獄に閉じ込めたのです。そんな中でも真夜中二人は賛美し神に祈っていた。これが次につながります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です