2020年5月10日 礼拝説教要旨

 世があなたがたを憎むなら 

三好 晴夫 牧師

ヨハネによる福音書 第15章18-27節

 

主題聖句:「世があなたがたを憎むなら、あなたがたを憎む前にわたしを憎んでいたことを覚えなさい。  

 ヨハネによる福音書第15章18節

 

私たちが主イエスを信じ、このお方の救いにおすがりして生きていくことは、まことに幸いなことです。しかし、「世」、すなわちこの世に生きる人々の中においては必ずしも、私たちキリストを信じる者は歓迎されるとは限らないのです。むしろ信仰のゆえに憎まれたり迫害を受けたりすることがあるのです。

 

それはどうしてなのでしょうか。そのことについて、主イエスが十字架におかかりになる前に、残していく弟子たちに教えておられるのが今日の聖書箇所です。世が主の弟子たちを憎むのは、主イエスがまず先に世の人々から憎まれたからなのです。主イエスは暗闇を照らす真の光としてこの世に来られ、神の御心に従ってきよく歩まれ、神の愛を表わされ、人々を愛し、正しいことをなさいました。しかし人々はその主イエスの愛の行いをまぶしいと感じ、その光である方を憎み、主イエスを十字架につけて殺しました。ヨハネ3章19節に「光が世に来たのに、人々はその行いが悪いので、光よりも闇の方を好んだ。」とあるとおりです。

 

それゆえ、主イエスの弟子たちや今日のキリストを信じる者が世から憎まれることがあることを覚えるべきなのです。

 

主イエスは御自分が世から憎まれ殺されそうになった時、憎む者を愛し赦しを祈られました。この主イエスの愛と犠牲の故に私たちは救われたのです。主イエスは聖霊によって私たちと共にいてくださいます。

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