2020年7月12日 礼拝説教要旨

 信仰を通して  

三好 晴夫 牧師

ローマの信徒への手紙 第1章16-17節

 

主題聖句:福音には、神の義が啓示されていますが、それは、初めから終わりまで信仰を通して実現されるのです。 

 

ローマの信徒への手紙 第1章17節

 

16節に「福音は・・・信じる者すべてに救いをもたらす神の力だ」とありました。救いをもたらす神の力とはどんな力なのでしょうか。

 

「福音」は、人となられ人と共に歩まれ、私たちのために救いを成し遂げられたイエス・キリストです。この方の成し遂げられた救いの御業を通して神は私たちに対する愛を示されました。福音には愛が溢れています。「福音」は救いの知らせです。救いの知らせが私たちに語りかけられて、その知らせを自分への愛であると信じるとき、私たちに救いがもたらされます。それほどに福音には神の愛、恵みが溢れています。

 

そのように福音は私たちに救いをもたらす神の力なのです。ならば、そのように救いをもたらす福音にはどんな力、どんな源があるのでしょうか。17節「福音には、神の義が啓示されています」。神の義こそが私たちに救いをもたらすというのです。神の義というと、旧約においてイスラエルの民には神の戒めを守ることによって神の前に正しくあろうとしました。しかし、守ることができず、神に逆らい、神に裁かれて、神の正しさが示されました。しかし、神はイエス・キリストを通して神の義を示されたのです。イエス・キリストを十字架の上で私たちの代わりに裁かれることに神の義を表わされました。この神の義を私たちが受け取る方法は何か。自分の罪を認め、神の憐れみを信頼することです。

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